目標利益を達成しよう(2)~変動利益率を上げる~
”価格競争したら負け”
ご訪問頂き、ありがとうございます。見える化インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回は目標利益を達成しよう!第2弾です。
まさか、固定費と変動費の分解に始まった、目標利益シリーズがこんなに長編になるとは思わなんだ…
前回は固定費の削減を見てきました。式でいうと
目標利益+固定費=変動利益率×売上高
の固定費の部分が決まりました!
今回は変動利益率をなるべく高めましょうって話です。
これで必要売上高は最低限で済むようになります。
1.変動利益率の影響
変動利益率の計算方法をおさらいしておきましょう。
(売上高-変動費)÷売上高
まずは例を用いてこの影響の大きさを実感してもらいたいと思います。
目標利益 500万円
固定費用 500万円
で、変動利益率が20%の時と25%の時を考えてみましょう。
それぞれの場合の必要売上高は以下のようになります。
(20%の場合)1,000÷0.20=5,000万円
(25%の場合)1,000÷0.25=4,000万円
5%変動利益率を引き上げれば、1,000万円分得をすることになるのです!
いかがでしょうか?少しは気にしてみよっか、と思いませんか?
2.単価を引き上げる
まずは、単価を上げられないか考えましょう!
その方策は値下げをやめること、そして値上げですね。
ただでさえ売れないのになに言ってるんだと思われるかもしれませんが笑
お気持ちは非常によくわかります、が。
大企業や量販店、チェーン店に価格で勝てますか?
勝てたとしても、大企業のような規模の売上が望めない限り、自滅が待っているでしょう。
大企業はたくさん売れるから、利益率が高くなくても利益を確保できるわけです。
そう、この土俵は小規模事業者は絶対乗ってはいけない。
もし、価格が低くなければ売れないという発想をお持ちなら、一度他の土俵で勝負できないか真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
もちろんダメならそれでOKです。
検討して、結論を下すということが大切です!
また、大前提として不要な値下げを避けるため、仕入管理・在庫管理の徹底を心がけましょう!
3.変動利益率を上げるその他の方法
一番わかりやすいのは、原材料を安く仕入れることです。
具体的には、仕入先を変える、一回あたりの発注量を増やす、値段交渉の徹底などでしょう。
ただ、材料費高騰が叫ばれる昨今、あまり現実的ではないかもしれませんね。
もう一つの方法は、外注単価を引き下げることです。
具体的には、交渉の徹底や競争入札の導入などがあるでしょうか。
たしかに高すぎる外注費を適正価格に引き下げる努力は必要でしょう。
ただ、個人的には誰かをいじめる方法はあまり好きではありません。
理想論かもしれませんが、外注先・取引先と消費者と自分でwin-win-winの関係になりたいものですね。
結論としては、外注費・材料費は高すぎる場合は他社見積りをとって交渉徹底し、適正価格に修正する。大本命は単価アップ。まず、値下げを実施しているなら在庫管理により極力値下げを防止し、さらに必要なら値上げも検討する。
という流れで考えるとすっきりしますね!
<今日のまとめ>
★変動利益率は影響が大きい
★なにより単価アップを図ろう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
会計・経営管理について、もっとざっくり理解したい!すぐ使えるようにして欲しい!というテーマがあればメールフォームからお寄せ下さい。(メールフォームからなら他人に見られませんし笑)
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”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
ご訪問頂き、ありがとうございます。見える化インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回は目標利益を達成しよう!第2弾です。
まさか、固定費と変動費の分解に始まった、目標利益シリーズがこんなに長編になるとは思わなんだ…
前回は固定費の削減を見てきました。式でいうと
目標利益+固定費=変動利益率×売上高
の固定費の部分が決まりました!
今回は変動利益率をなるべく高めましょうって話です。
これで必要売上高は最低限で済むようになります。
1.変動利益率の影響
変動利益率の計算方法をおさらいしておきましょう。
(売上高-変動費)÷売上高
まずは例を用いてこの影響の大きさを実感してもらいたいと思います。
目標利益 500万円
固定費用 500万円
で、変動利益率が20%の時と25%の時を考えてみましょう。
それぞれの場合の必要売上高は以下のようになります。
(20%の場合)1,000÷0.20=5,000万円
(25%の場合)1,000÷0.25=4,000万円
5%変動利益率を引き上げれば、1,000万円分得をすることになるのです!
いかがでしょうか?少しは気にしてみよっか、と思いませんか?
2.単価を引き上げる
まずは、単価を上げられないか考えましょう!
その方策は値下げをやめること、そして値上げですね。
ただでさえ売れないのになに言ってるんだと思われるかもしれませんが笑
お気持ちは非常によくわかります、が。
大企業や量販店、チェーン店に価格で勝てますか?
勝てたとしても、大企業のような規模の売上が望めない限り、自滅が待っているでしょう。
大企業はたくさん売れるから、利益率が高くなくても利益を確保できるわけです。
そう、この土俵は小規模事業者は絶対乗ってはいけない。
もし、価格が低くなければ売れないという発想をお持ちなら、一度他の土俵で勝負できないか真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
もちろんダメならそれでOKです。
検討して、結論を下すということが大切です!
また、大前提として不要な値下げを避けるため、仕入管理・在庫管理の徹底を心がけましょう!
3.変動利益率を上げるその他の方法
一番わかりやすいのは、原材料を安く仕入れることです。
具体的には、仕入先を変える、一回あたりの発注量を増やす、値段交渉の徹底などでしょう。
ただ、材料費高騰が叫ばれる昨今、あまり現実的ではないかもしれませんね。
もう一つの方法は、外注単価を引き下げることです。
具体的には、交渉の徹底や競争入札の導入などがあるでしょうか。
たしかに高すぎる外注費を適正価格に引き下げる努力は必要でしょう。
ただ、個人的には誰かをいじめる方法はあまり好きではありません。
理想論かもしれませんが、外注先・取引先と消費者と自分でwin-win-winの関係になりたいものですね。
結論としては、外注費・材料費は高すぎる場合は他社見積りをとって交渉徹底し、適正価格に修正する。大本命は単価アップ。まず、値下げを実施しているなら在庫管理により極力値下げを防止し、さらに必要なら値上げも検討する。
という流れで考えるとすっきりしますね!
<今日のまとめ>
★変動利益率は影響が大きい
★なにより単価アップを図ろう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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もうダメだと思ったときに
”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
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”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
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