目標利益を達成しよう(3)~必要売上高の達成~
”行動できなければ意味がない”
ご訪問頂き、ありがとうございます。見える化インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、目標利益の設定と達成計画についても最終段階に入ってまりました。
一番難しい、「必要売上高の達成」の方法について考えてみます。
1.必要売上高の確認
以前に固定費の削減と、変動利益率のアップについて見てきまして、必要売上高を確認する土台が揃いました。
下記の式に当てはめれば、目標利益達成に必要な売上高が自動的に出ます。
目標利益+固定費=変動利益率×売上高
↓
(目標利益+固定費)÷変動利益率=必要売上高
わかりましたでしょうか?あとはこの売上をどう達成するか、ですね。
2.売上高現状分析
ただ漠然と必要売上高を達成する!という目標を立てても、達成はおぼつきません。
まずは現状の売上の状況を確認し、必要売上高との差異を確認し、どう達成するかを考える。
これが「計画」というものですね。
さて、計画を立てるにあたって、まず現状を分析します。
分析というよりは「分解」です。現状の売上高を分解してみましょう。
以前お伝えしたように、本来はこの分解こそが経営そのものなのですが、便利なツールを一つご紹介いたします。
5W1Hってご存知でしょうか?
What・・・なにを(商品・サービス)
When・・・いつ(売り上げた時間)
Where・・・どこで(店舗、売り場の位置、Web)
Who・・・だれが(顧客情報)
Why・・・なぜ、なんのために(購入理由)
How・・・どのように(契約方法等)
シンプルですが、分析や分解にはとても使いやすいよくできたツールだと思います。
ぜひ活用されてみてはいかがでしょうか?
もちろんこれらすべてにおいて常に集計をする必要はありません。
一度、「この分類方法がウチにあってる」というものが見つかればそれでいいと思います。
しかし、観測数値以外で変化が起こっていると見逃してしまうので、定期的にすべての数値を集計し分類方法を見直してみた方が良いかもしれません。
3.必要売上高達成計画
どんな分類をしていたとしても、各項目の売上の基本計算式は以下のとおりです。
売上数量×単価
全体売上高はこの集合体です。
全体の売上高が必要売上高を超えるように、各項目の売上数量・単価を決めていきます。
この作業は経営戦略そのものですね。
たとえばこんな感じになる。
必要売上高を達成するため、今後の主力商品にしたいA製品とB製品の売上高の目標を○○円、○○円とする。A製品は現状ではターゲットである若い女性への売上高が思うように伸びていない。これは××が原因と考えられる。そのため、今後は・・・によって売上数量を○○に伸ばし、目標を達成する。B製品は・・・
今後の戦略を念頭に、各項目の目標を定め、各項目の現状を分析し、目標をどうすれば達成できるかを考える。という流れになるかと思います。
あとはこの計画に沿って行動を起こすことで、必要売上高を達成できれば理想ですね!
走りながら計画の修正も当然必要になってくるでしょう。
最後に、全体を通してですが私は数字管理の面からのお話しかできません。
数字は方向性を見出すだけ。
それを行動に活かせるかどうかが、きっと一番難しく大変なのだろうと思っています。
私には私にできることを、会計・数字を用いて簡単にわかりやすく進むべき方向を示せるよう努力してまいります。
<今日のまとめ>
★必要売上高は、現状分析→目標→計画→実行、の順に達成する
★分析には5W1Hが使える
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
会計・経営管理について、もっとざっくり理解したい!すぐ使えるようにして欲しい!というテーマがあればメールフォームからお寄せ下さい。(メールフォームからなら他人に見られませんし笑)
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”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
ご訪問頂き、ありがとうございます。見える化インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、目標利益の設定と達成計画についても最終段階に入ってまりました。
一番難しい、「必要売上高の達成」の方法について考えてみます。
1.必要売上高の確認
以前に固定費の削減と、変動利益率のアップについて見てきまして、必要売上高を確認する土台が揃いました。
下記の式に当てはめれば、目標利益達成に必要な売上高が自動的に出ます。
目標利益+固定費=変動利益率×売上高
↓
(目標利益+固定費)÷変動利益率=必要売上高
わかりましたでしょうか?あとはこの売上をどう達成するか、ですね。
2.売上高現状分析
ただ漠然と必要売上高を達成する!という目標を立てても、達成はおぼつきません。
まずは現状の売上の状況を確認し、必要売上高との差異を確認し、どう達成するかを考える。
これが「計画」というものですね。
さて、計画を立てるにあたって、まず現状を分析します。
分析というよりは「分解」です。現状の売上高を分解してみましょう。
以前お伝えしたように、本来はこの分解こそが経営そのものなのですが、便利なツールを一つご紹介いたします。
5W1Hってご存知でしょうか?
What・・・なにを(商品・サービス)
When・・・いつ(売り上げた時間)
Where・・・どこで(店舗、売り場の位置、Web)
Who・・・だれが(顧客情報)
Why・・・なぜ、なんのために(購入理由)
How・・・どのように(契約方法等)
シンプルですが、分析や分解にはとても使いやすいよくできたツールだと思います。
ぜひ活用されてみてはいかがでしょうか?
もちろんこれらすべてにおいて常に集計をする必要はありません。
一度、「この分類方法がウチにあってる」というものが見つかればそれでいいと思います。
しかし、観測数値以外で変化が起こっていると見逃してしまうので、定期的にすべての数値を集計し分類方法を見直してみた方が良いかもしれません。
3.必要売上高達成計画
どんな分類をしていたとしても、各項目の売上の基本計算式は以下のとおりです。
売上数量×単価
全体売上高はこの集合体です。
全体の売上高が必要売上高を超えるように、各項目の売上数量・単価を決めていきます。
この作業は経営戦略そのものですね。
たとえばこんな感じになる。
必要売上高を達成するため、今後の主力商品にしたいA製品とB製品の売上高の目標を○○円、○○円とする。A製品は現状ではターゲットである若い女性への売上高が思うように伸びていない。これは××が原因と考えられる。そのため、今後は・・・によって売上数量を○○に伸ばし、目標を達成する。B製品は・・・
今後の戦略を念頭に、各項目の目標を定め、各項目の現状を分析し、目標をどうすれば達成できるかを考える。という流れになるかと思います。
あとはこの計画に沿って行動を起こすことで、必要売上高を達成できれば理想ですね!
走りながら計画の修正も当然必要になってくるでしょう。
最後に、全体を通してですが私は数字管理の面からのお話しかできません。
数字は方向性を見出すだけ。
それを行動に活かせるかどうかが、きっと一番難しく大変なのだろうと思っています。
私には私にできることを、会計・数字を用いて簡単にわかりやすく進むべき方向を示せるよう努力してまいります。
<今日のまとめ>
★必要売上高は、現状分析→目標→計画→実行、の順に達成する
★分析には5W1Hが使える
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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もうダメだと思ったときに
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”命絶つ前に・・・”
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もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
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