財務分析を使いこなす⑴ー短期安全性分析
”道具をまずは使ってみよう”
ご訪問頂き、ありがとうございます。簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回は財務分析の指標をご紹介していきたいと思います。
今回は財務分析のうちでも、特に経営を続ける上で重要な"短期安全性分析"を見て行きましょう!
1.短期安全性分析
短期的な資金安全性をみるための指標をご紹介します。
以前から言うように、企業はお金がある限りは潰れません!
これは、すぐに資金繰りに困る可能性があるかを確認する指標です。
⑴流動比率
最も代表的でよく使われる短期的安全性を測る指標です。
流動資産÷流動負債
計算式は至ってシンプルですね!
流動⚪︎⚪︎っていうのは、1年以内にお金が動くものを指します。
したがって、流動比率が100%に届かない場合、来期は資金ショートの可能性があると判断できます。
⑵当座比率
流動比率が高ければいいでしょうか?
流動資産には不良在庫が入っていますね。
これでは流動比率が高いからといって安心はできません!
不良在庫だらけで流動資産いっぱいじゃ話になりませんから笑
そこで、棚卸資産を除く流動資産で流動比率を計算するのが、当座比率です。
(流動資産-棚卸資産)÷流動負債
これが100%に届かない場合、商品が売れなかったら資金ショートするということです。
指標というのは往々として、流動比率と同じような欠点をもちます。
⑶営業キャッシュフロー対流動負債比率
営業キャッシュフロー÷流動負債
これが100%に届かないと、来期同じような経営を行うと、現金の持ち出しまたは借入が必要になるかもね!という指標です。
逆に、100%あれば来期は営業活動から生じる金で返済をまかなえると判断できます。
その他費用のことも考えると100%は余裕持って超えたいですね!
⑷手元流動性
現金預金+売買目的有価証券
すぐにお金にできるのはいくらかがわかります。
多ければいいというものではなく、すぐにこれだけは用意できるという保険みたいなものです。
数値は把握しておくと良いでしょう^ - ^
2.指標はただの道具にすぎない
指標とは、偉大な先人達が作ってくれた道具です。
とても便利ですが、あくまで道具です。
たとえば、小魚から巨大なマグロまで捌ける包丁はあるでしょうか?
もっと言えば、包丁で肉を炒めることはできますか?
道具は適切なタイミングで適切な用途で使われて初めて効果があります。
つまり、なにをどう使うかは使い手次第。
たとえば、当座比率をとってもそのまま使わなきゃいけないなんて決まりはありません。
棚卸資産全部を除外しなくても、来期確実に売れる分子に含めたってよくないですか?
売掛金だって、不良債権になりそうなものがあったら分子から除外した方がより正確に安全性が見れます。
道具は色々アレンジして使えばいいんです!
ただ、最初からアレンジは難しいと思うので、初めのうちは指標をそのまま使う。
指標の意味が身にしみてわかってきたら、より適切な形を追求する。
そういった姿勢で指標に対すれば、手足のように使える日がくるでしょう、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
ご訪問頂き、ありがとうございます。簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回は財務分析の指標をご紹介していきたいと思います。
今回は財務分析のうちでも、特に経営を続ける上で重要な"短期安全性分析"を見て行きましょう!
1.短期安全性分析
短期的な資金安全性をみるための指標をご紹介します。
以前から言うように、企業はお金がある限りは潰れません!
これは、すぐに資金繰りに困る可能性があるかを確認する指標です。
⑴流動比率
最も代表的でよく使われる短期的安全性を測る指標です。
流動資産÷流動負債
計算式は至ってシンプルですね!
流動⚪︎⚪︎っていうのは、1年以内にお金が動くものを指します。
したがって、流動比率が100%に届かない場合、来期は資金ショートの可能性があると判断できます。
⑵当座比率
流動比率が高ければいいでしょうか?
流動資産には不良在庫が入っていますね。
これでは流動比率が高いからといって安心はできません!
不良在庫だらけで流動資産いっぱいじゃ話になりませんから笑
そこで、棚卸資産を除く流動資産で流動比率を計算するのが、当座比率です。
(流動資産-棚卸資産)÷流動負債
これが100%に届かない場合、商品が売れなかったら資金ショートするということです。
指標というのは往々として、流動比率と同じような欠点をもちます。
⑶営業キャッシュフロー対流動負債比率
営業キャッシュフロー÷流動負債
これが100%に届かないと、来期同じような経営を行うと、現金の持ち出しまたは借入が必要になるかもね!という指標です。
逆に、100%あれば来期は営業活動から生じる金で返済をまかなえると判断できます。
その他費用のことも考えると100%は余裕持って超えたいですね!
⑷手元流動性
現金預金+売買目的有価証券
すぐにお金にできるのはいくらかがわかります。
多ければいいというものではなく、すぐにこれだけは用意できるという保険みたいなものです。
数値は把握しておくと良いでしょう^ - ^
2.指標はただの道具にすぎない
指標とは、偉大な先人達が作ってくれた道具です。
とても便利ですが、あくまで道具です。
たとえば、小魚から巨大なマグロまで捌ける包丁はあるでしょうか?
もっと言えば、包丁で肉を炒めることはできますか?
道具は適切なタイミングで適切な用途で使われて初めて効果があります。
つまり、なにをどう使うかは使い手次第。
たとえば、当座比率をとってもそのまま使わなきゃいけないなんて決まりはありません。
棚卸資産全部を除外しなくても、来期確実に売れる分子に含めたってよくないですか?
売掛金だって、不良債権になりそうなものがあったら分子から除外した方がより正確に安全性が見れます。
道具は色々アレンジして使えばいいんです!
ただ、最初からアレンジは難しいと思うので、初めのうちは指標をそのまま使う。
指標の意味が身にしみてわかってきたら、より適切な形を追求する。
そういった姿勢で指標に対すれば、手足のように使える日がくるでしょう、
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