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計数感覚トレーニング(3)-数値予想力と確率予想力 - 怠け者専用!マイペース個人経営ヒント集

計数感覚トレーニング(3)-数値予想力と確率予想力



”身近な数値を分解してみよう”


ご訪問頂き、ありがとうございます。簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。

さて、計数感覚トレーニング(3)-数値予想力と確率予想力

では始めて行きましょうか!




1.数値予想力と確率予想力


さて、前回は計数感覚の土台にあたる要素分解について考えてきましたが、今回は計数感覚の要となる力、数値予想力と確率予想力について考えていきます。


数値予想力と確率予想力は、砕けた言い方をすると、「期待値をだす力」です。たとえば、下記のような二つの取引があるとします。


取引A:400万円の受注につながる、成功率10%=期待値40万円
取引B:20万円の受注につながる、成功率は90%=期待値18万円


★数値予想力と確率予想力は期待値を計算するために使う



では、期待値を計算することにどのような意味があるのでしょうか?




2.期待値を計算する意味


たぶん、Aは初取引でその他多くの会社との競争入札とかでしょうか。Bはお得意先とのいつもの取引とかでしょうね。そして、AとBどちらも同時に引き受けることはできない。期待値も出してみています。単純に他になにも縛りがなければAの方を選ぶことになるででしょう。


しかし、皆様ご存知の通り物事はそこまで単純ではありません。たとえば、Aを選ぶことでBが今後できなくなるというリスク、Aが受注できても単発で終わるリスク、他の取引への影響、自社の状況でリスクある大金より確実な小金が必要かもしれません。


つまり、期待値とはその程度、「絶対の判断基準にはならないが、その他条件がなければ期待値が高いものを選ぶべき」というものです。しかし、これを把握しているか否かの違いが意外と大きい。なぜなら不完全とはいえ、客観的な判断基準になるからです。


もし、期待値という客観的な数的証拠を出さずに物事を判断すると、それは主観のみの判断、言い方を変えれば独断と偏見になってしまいます。さらに一番大きな問題は「これまでの選択を選び続けてしまう」ということです。たとえば、上に出した取引Aと取引Bの比較の話でも、もし期待値抜きで考えると判断は別れるのではないでしょうか?


しかし、そこに期待値という客観的な判断基準があることで、「合理的には取引Aが正解」という回答が与えられるわけです。もし他の判断基準を重視してその回答を否定しても、それは根拠のある判断ということができます。とりあえずの合理的な回答が与えられることに意味があるわけですね!


★期待値を出すことで、合理的な判断基準の土台を作る





最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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