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個人事業主のための財務分析 - 怠け者専用!マイペース個人経営ヒント集

個人事業主のための財務分析



”個人事業主のための財務分析”


ご訪問頂き、ありがとうございます。簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。

さて、今回は久しぶりに管理会計の続きを見ていきましょう。前回は小規模事業主が利用すべき管理会計についてご紹介をしました。今回はその中のひとつにありました”財務分析”について、概要と使い方・注意点を個人事業主の視点で考えてみたいと思います。




1.財務分析の概要


経営者の皆様、自社の現状がどのような状態であるか、明確に把握していますでしょうか?恐らくなんとなく「最近は景気が悪いなぁ」とかそういうレベルでは把握されていると思います。

では、このままいくといつ事業を続けられなくなりますか?この質問に答えられる事業主の方は意外と少ないのではないでしょうか。具体的にいつ・どのようになるか、先を明確に見通せてはいない・・・このような状況では安定的な経営はままなりません。”土俵の真ん中で相撲を取る”これが経営の基本です。


○財務諸表分析の概要

ゴール:
さて、財務分析の話に戻ります。財務分析もとい財務諸表分析とは、財務諸表を分析して自社がどういう状況にあるかを把握することがその目標になります。そして、ゴールはこのままいくと具体的にいつ・どのようになるかを知り、今後どうすればよいかを考えることになります。

財務諸表を使う理由:
なんで財務諸表を分析するのでしょうか?それは財務諸表が自社の経営状態を数字で表してくれる唯一の統一的なツールだからです。数字だけで経営は語れませんが、数字なくして経営を語ってもそれは妄想です。世間一般のルールに従って、数字という客観的な指標に経営状況をまとめた財務諸表は、ただ他人に見せるためだけでなく、経営者が客観的に自社を見れるすばらしいツールなのです!・・・そう思わないと毎月決算をしめていくのも大変ですし、ポジティブに使いましょう(笑)


★財務分析のゴールはこれからどうするかを決めること






2.財務分析の使い方


分析の手法:

どうやって財務分析するのでしょうか?一般的な財務分析の手法についてご紹介しますと、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書に書かれている各項目を足したり引いたりかけたり割ったりして数字を出します。その数値を他社と比較したり、自社の推移を見ていったりするわけです。

分析の手法というのは2軸の方向性があります。1つは時間軸、つまり推移からなにか情報を読み取るものと。もうひとつは平面軸、つまり他人や同業他社などと比較することでその違いから情報を読み取るもの。財務分析も当然その2軸での分析が主な手法になります。

ここで、1つ大切なことを確認しておきましょう。それはどちらの軸で分析を行うとしても、「比較すること」が必要だということ。つまり、1つの数値だけではなんの意味もないという事実です。たとえば、財務分析でいうと有名な指標であるROA(総資産利益率)だって、たとえばROAが5%だということが分かってもその数値自体は基本的に意味を持たないということです。もちろん、その数値自体が意味を持つものもなくはありませんが、基本的にはなにかと比較して初めて意味を持つという点は覚えておくようにしましょう。


指標について:

財務分析というと、どうしても先ほどご紹介差し上げたROAなどの指標が前面に出てきてしまいます。当然、私のような素人がご紹介するものも一般的に使用されている財務分析指標が主になってしまうわけですが、指標を使うことがイコール財務分析であるというわけではありません。

指標など使わずとも、財務諸表の項目のうち、自社にとって大事な数値の推移を定期的に観測し、その動きを追って自社の経営意思決定を見直すというのも立派な財務分析になります。


★比較することで意味が生まれる
★比較は(1)時間軸、(2)平面軸、の2軸が基本
★指標にとらわれない






3.個人事業主のための財務分析


財務分析についての全般的な概要と使い方について説明してまいりましたが、ここからは個人事業主がこの財務分析を扱う上でのポイントを抑えておきましょう!

個人事業主が普通の法人と違う点を確認しておきましょう。(1)財務諸表が整備されているとは限らない、(2)社内組織は存在しない(せいぜい数人の従業員や仲間)、この2つは財務分析を行ううえでどのような影響があるでしょうか?

(1)財務諸表が整備されていない、場合は財務分析がそもそも実施できません。こういう事業者は少なくないはずです。たとえば青色申告の65万の特別控除を受けていない事業主はそもそも貸借対照表を作ってないところもあるでしょう。また、損益計算書と貸借対照表があってもキャッシュフロー計算書なんて持ってないというところがほとんどではないかと思います。さらに正確に自社の状況を示す財務諸表でない可能性も高いです。こういう事業所についてはまずは正しい財務諸表を用意することからが、経営管理のスタートだと考えましょう。

(2)社内組織が存在しない場合が多いということは、従業員あたり・・・といった分析は基本的には必要がなくなります。つまり、かなり省力化した財務分析だけで十分だと考えられるわけです。



さらに個人事業主の場合に最も大事なことをお伝えします。個人事業主が財務分析を活用するとき、その目的は「つぶれないためのアラート機能」にするべきです!これが大きな会社との最大の相違点です。

このことを頭に入れると、分析の手法2軸のうち、「他社との比較」という項目は優先度が下がります。したがって、「自社数値の推移」を把握するだけでよいのです。

また、財務諸表の項目についても優先度がおのずと決まってきます。つぶれないため=資金ショートしないため・・・ならば分析すべき項目の最優先は当然「現金預金」になります。次に優先度が高いのは「資金の出入り」に関する項目になります。最低限、これらの項目の推移を管理するだけでよいのです。

個人事業主はやらなければならないことがたくさんあります。その中で、最も大事な仕事は「仕事を生み出すこと」つまり売上を生み出すことが最大の仕事です。その最大の仕事に不安なく集中するためにも、つぶれないために必要な最低限の財務分析を行っておくことが大切なわけです。


★財務諸表の整備が経営管理のスタート
★個人事業主の財務分析は最低限に!「現金預金」「資金の出入り」の推移だけは常に把握しておこう!






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