個人事業主のための事業主貸・事業主借使い方
”個人事業主のための事業主貸・事業主借使い方”
ご訪問頂き、ありがとうございます。
簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回の財務・税務カテゴリーのテーマは
「事業主貸・事業主借勘定を理解しよう!」です。
この事業主勘定と呼ばれるものは法人ではでてきません。
簿記をいくら勉強してもこの使い方はわからないんです。
私も最初見た時はびっくりしました。
法人では一切出てこない事業主貸・事業主借ですが、
個人事業主にとってはとても身近なものです。
そしてこれは、プライベートと事業の経理の壁が不明確な
個人事業主だからこそ生じる勘定です。
事業主勘定の基本的な使い方をご紹介いたします!
1.事業主勘定ってどういう時に出てくるの?
「個人と事業の間でお金のやり取りが発生した場合」
に事業主勘定のお出ましとなります。
これは、事業主個人と事業の財布が法律上分かれていない
個人事業主だからこそ、使用される勘定なんですね。
だから、法人にはこんな勘定ありませんし、
簿記を習っても見る機会はほとんどないんです。
ここではこれだけ覚えておきましょう!
2.事業主勘定の使い方
○事業主貸
そのまま「事業主に貸したもの」と考えましょう。
たとえば、事業で得たお金で今日のお昼を買うとします。
個人事業主にとってはごくごく当然の行動です。
しかし、お昼ご飯代を経費で落とすわけにはいきません。
そこで、費用にするのではなく、事業主に貸した体裁にする。
そうして、経費に上がらないようにしているわけです。

-------------------------------------------------
○事業主借
こちらも「事業主に借りたもの」と考えます。
たとえば、事業用のものを個人の財布から立て替えた。
事業の資金が少なくなってきたので貯金を崩して当てた。
そんな時に使用します。

-------------------------------------------------
○決算整理
じゃ生活してたらどんどん事業主貸がでかくなっていくのか?
そんなことはありません笑
期末に事業主勘定を元入金に振りかえて、
事業主勘定はまたゼロからスタートします。

3.事業主勘定の有効利用
なにがいいって、そりゃあ楽だからです!!
これを知ってると知らないのとでは大違いですよ。
だって、考えてみてください。
たとえば今日事業用のボールペンを個人財布から払いました。
どうしましょう?
もし事業主借を知らなければ、未払費用勘定とか使いますかね。
後ほど事業用口座からボールペン代を引き出しして、
そこで未払費用勘定を預金勘定と相殺する…
とっても二度手間だと思いませんか?
私ならやりたくないですね笑
一方で事業主借勘定を知っていれば、
最初に事業主借で処理して終わりです。
そのあと事業用口座から出す必要も、振替処理もいりません。
事業主借を使ったほうが圧倒的に楽なのです。
というのは少々極論で、実務上はある程度の事業主勘定がたまったら、
ちゃんと事業用の口座に出し入れして相殺してください。
金額を決めておいて、そこに達したら振替えるといいでしょう。
4.ここに気をつけて!
最後に事業主借、事業主貸勘定の注意点です。
上記では有効利用の方法などお伝えしてきましたが、
これらはあくまでイレギュラーな対応です。
事業用のお金を個人の財布から出すとか、
お金の公私混同はしてはいけません。
可能な限り、事業用の支出は事業用口座から引き落とす。
生活費の引き落としは毎月いくらかを決めておくなど、
事業用のお金と個人のお金を分けておく工夫が大切です。
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”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
ご訪問頂き、ありがとうございます。
簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回の財務・税務カテゴリーのテーマは
「事業主貸・事業主借勘定を理解しよう!」です。
この事業主勘定と呼ばれるものは法人ではでてきません。
簿記をいくら勉強してもこの使い方はわからないんです。
私も最初見た時はびっくりしました。
法人では一切出てこない事業主貸・事業主借ですが、
個人事業主にとってはとても身近なものです。
そしてこれは、プライベートと事業の経理の壁が不明確な
個人事業主だからこそ生じる勘定です。
事業主勘定の基本的な使い方をご紹介いたします!
目次
1.事業主勘定ってどういう時に出てくるの?
2.事業主勘定の使い方
3.事業主勘定の有効利用
4.ここに気をつけて!
1.事業主勘定ってどういう時に出てくるの?
「個人と事業の間でお金のやり取りが発生した場合」
に事業主勘定のお出ましとなります。
これは、事業主個人と事業の財布が法律上分かれていない
個人事業主だからこそ、使用される勘定なんですね。
だから、法人にはこんな勘定ありませんし、
簿記を習っても見る機会はほとんどないんです。
ここではこれだけ覚えておきましょう!
2.事業主勘定の使い方
○事業主貸
そのまま「事業主に貸したもの」と考えましょう。
たとえば、事業で得たお金で今日のお昼を買うとします。
個人事業主にとってはごくごく当然の行動です。
しかし、お昼ご飯代を経費で落とすわけにはいきません。
そこで、費用にするのではなく、事業主に貸した体裁にする。
そうして、経費に上がらないようにしているわけです。

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○事業主借
こちらも「事業主に借りたもの」と考えます。
たとえば、事業用のものを個人の財布から立て替えた。
事業の資金が少なくなってきたので貯金を崩して当てた。
そんな時に使用します。

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○決算整理
じゃ生活してたらどんどん事業主貸がでかくなっていくのか?
そんなことはありません笑
期末に事業主勘定を元入金に振りかえて、
事業主勘定はまたゼロからスタートします。

3.事業主勘定の有効利用
なにがいいって、そりゃあ楽だからです!!
これを知ってると知らないのとでは大違いですよ。
だって、考えてみてください。
たとえば今日事業用のボールペンを個人財布から払いました。
どうしましょう?
もし事業主借を知らなければ、未払費用勘定とか使いますかね。
後ほど事業用口座からボールペン代を引き出しして、
そこで未払費用勘定を預金勘定と相殺する…
とっても二度手間だと思いませんか?
私ならやりたくないですね笑
一方で事業主借勘定を知っていれば、
最初に事業主借で処理して終わりです。
そのあと事業用口座から出す必要も、振替処理もいりません。
事業主借を使ったほうが圧倒的に楽なのです。
というのは少々極論で、実務上はある程度の事業主勘定がたまったら、
ちゃんと事業用の口座に出し入れして相殺してください。
金額を決めておいて、そこに達したら振替えるといいでしょう。
4.ここに気をつけて!
最後に事業主借、事業主貸勘定の注意点です。
上記では有効利用の方法などお伝えしてきましたが、
これらはあくまでイレギュラーな対応です。
事業用のお金を個人の財布から出すとか、
お金の公私混同はしてはいけません。
可能な限り、事業用の支出は事業用口座から引き落とす。
生活費の引き落としは毎月いくらかを決めておくなど、
事業用のお金と個人のお金を分けておく工夫が大切です。
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もうダメだと思ったときに
”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
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”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
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