経済動向を示す2つの指標〜景気動向指数と業況判断DI
”経済動向を読む数値!景気動向指数と業況判断DI”
ご訪問頂き、ありがとうございます。
簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回のニュース紹介カテゴリーでは、
中小企業の事業主でも把握すべき最低限の経済指標を紹介します。
まずは、事業主が経済動向を把握すべき理由について示します。
そして次に、各経済指標を紹介しますので、
各指標の性質と読み方を学びましょう!
そして読み終わったら、すぐどの指標をどのタイミングで
確認するかを決めてみてください。
中小企業の事業主の方では、もしかしたら経済全体の動向はあまり
気にしない方もおられるかもしれません。
私も記事の中で何度か外部環境のせいにするな!という話はしてきました。
しかし、間違えないでほしいのは、外部環境を無視しろということでは
ないということです。
外部環境を先読みしながら、対策を打っておくこと。
そして、もし万が一経営がうまくいかなくとも外部環境のせいにせず、
対応できなかった理由を考え、今後に生かすこと。
これが大切なんです。
もちろん、経済学者や株式投資家のように細かい経済動向を把握する
必要はないので、今回ご紹介する経済指標とその発表のタイミングを
覚えておけばいいと思います。
(1)景気動向指数
主体:内閣府
時期:毎月
さて、内閣府では様々な統計をとっています。
その中で、経済指標となるものを集めて統合したもの、
それが「景気動向指数」です。
どこを見てもわかりにくい言葉でしか説明がなかったので、
わかりやすさ重視で簡単に説明します。
○指標の中身
先行指数…景気に先行する指標
一致指数…景気と同時に動く指標
遅行指数…景気の後についていく指標
これら三つの指数が含まれています。
○CIとDI
景気動向指数にはCIとDIがあり、
それぞれ29の経済指標を違う視点で集計したものです。
CI…指標ごとの変化量を平均する
DI…よくなった指標が何%あるか
DIは50を超えてれば半分以上の指標は、
よくなってるんだから全体も良くなってる!
という経済動向判断ができます。
逆にいえばどのくらいよくなったかは不明です。
CIは100を超えていれば景気良いと判断されます。
この時、どれかの指標がすごいよくなっていたりすると、
指標の半分以上が悪くなっていても、
100を超える可能性はあります。
かなり極端な例ですけど。
経済動向を量的に判断する指標と言われています。
身近な例で、学校の評点で考えましょう。
各教科1〜10までの評点がつくとします。
各教科の評点の合計値で評価するのがCI。
7以上を「優」とし、優の数で評価するのがDI。
こんなイメージでしょうか。
○読み方
CIとDIどっちも見た方がいいでしょう。
まずDIを見て、50を超えているかを確認し、
CIを見て100を超えてるか確認する。
整合性が取れてなければ、どの指標の数値が、
CIに大きく影響したのかを確認する。
この一連の流れで経済動向を把握できるでしょう。
(2)業況判断DI
主体:日銀
時期:四半期
サンプル企業に景気良いか悪いかで答えてもらって、
集計するというシンプルかつ重要な指標。
全体の評価もプラスであれば上昇局面、
マイナスなら下降局面と判断する。
四半期ごとなので遅い点は欠点だが、
一緒に次回の予測数値や業種別指標もあるので、
活用度は高い。
まずは、「業況判断DI」を確認するようにしましょう。
シンプルかつ企業の実感なので活用度は高いです。
そして、毎月の直近の経済動向を「景気動向指数」で確認する。
難しく考えずパッと方向性をつかみましょう!
悪い方向に向かいそうな時には対策を打つ。
それが1番の目的なのですから。
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”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
ご訪問頂き、ありがとうございます。
簡単管理インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
さて、今回のニュース紹介カテゴリーでは、
中小企業の事業主でも把握すべき最低限の経済指標を紹介します。
まずは、事業主が経済動向を把握すべき理由について示します。
そして次に、各経済指標を紹介しますので、
各指標の性質と読み方を学びましょう!
そして読み終わったら、すぐどの指標をどのタイミングで
確認するかを決めてみてください。
目次
1.経済動向を読む必要性
2.中小事業主が把握すべき経済指標
3.まとめ
1.経済動向を読む必要性
中小企業の事業主の方では、もしかしたら経済全体の動向はあまり
気にしない方もおられるかもしれません。
私も記事の中で何度か外部環境のせいにするな!という話はしてきました。
しかし、間違えないでほしいのは、外部環境を無視しろということでは
ないということです。
外部環境を先読みしながら、対策を打っておくこと。
そして、もし万が一経営がうまくいかなくとも外部環境のせいにせず、
対応できなかった理由を考え、今後に生かすこと。
これが大切なんです。
もちろん、経済学者や株式投資家のように細かい経済動向を把握する
必要はないので、今回ご紹介する経済指標とその発表のタイミングを
覚えておけばいいと思います。
2.中小事業主が把握すべき経済指標
(1)景気動向指数
主体:内閣府
時期:毎月
さて、内閣府では様々な統計をとっています。
その中で、経済指標となるものを集めて統合したもの、
それが「景気動向指数」です。
どこを見てもわかりにくい言葉でしか説明がなかったので、
わかりやすさ重視で簡単に説明します。
○指標の中身
先行指数…景気に先行する指標
一致指数…景気と同時に動く指標
遅行指数…景気の後についていく指標
これら三つの指数が含まれています。
○CIとDI
景気動向指数にはCIとDIがあり、
それぞれ29の経済指標を違う視点で集計したものです。
CI…指標ごとの変化量を平均する
DI…よくなった指標が何%あるか
DIは50を超えてれば半分以上の指標は、
よくなってるんだから全体も良くなってる!
という経済動向判断ができます。
逆にいえばどのくらいよくなったかは不明です。
CIは100を超えていれば景気良いと判断されます。
この時、どれかの指標がすごいよくなっていたりすると、
指標の半分以上が悪くなっていても、
100を超える可能性はあります。
かなり極端な例ですけど。
経済動向を量的に判断する指標と言われています。
身近な例で、学校の評点で考えましょう。
各教科1〜10までの評点がつくとします。
各教科の評点の合計値で評価するのがCI。
7以上を「優」とし、優の数で評価するのがDI。
こんなイメージでしょうか。
○読み方
CIとDIどっちも見た方がいいでしょう。
まずDIを見て、50を超えているかを確認し、
CIを見て100を超えてるか確認する。
整合性が取れてなければ、どの指標の数値が、
CIに大きく影響したのかを確認する。
この一連の流れで経済動向を把握できるでしょう。
(2)業況判断DI
主体:日銀
時期:四半期
サンプル企業に景気良いか悪いかで答えてもらって、
集計するというシンプルかつ重要な指標。
全体の評価もプラスであれば上昇局面、
マイナスなら下降局面と判断する。
四半期ごとなので遅い点は欠点だが、
一緒に次回の予測数値や業種別指標もあるので、
活用度は高い。
3.まとめ
まずは、「業況判断DI」を確認するようにしましょう。
シンプルかつ企業の実感なので活用度は高いです。
そして、毎月の直近の経済動向を「景気動向指数」で確認する。
難しく考えずパッと方向性をつかみましょう!
悪い方向に向かいそうな時には対策を打つ。
それが1番の目的なのですから。
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もうダメだと思ったときに
”一緒に悩ませてくれませんか?”
どうすればいいかわからない、けど指図もうけたくない!
という私と似た性格をお持ちの方、考えの整理お手伝いします。
下記ページをご覧下さい。
http://yaguna.blog.fc2.com/blog-entry-329.html
”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
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