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貸借対照表の見方-ソフトバンクとNTTドコモの比較 - 怠け者専用!マイペース個人経営ヒント集

貸借対照表の見方-ソフトバンクとNTTドコモの比較



”ソフトバンクとNTTドコモのB/S比較”


ご訪問頂き、ありがとうございます。
簡単管理サポーターを目指すにわか会計人のヤグナです。


今回は、ソフトバンクとNTTドコモの貸借対照表を比較
してみて、貸借対照表の読み方に慣れましょう。


ソフトバンクとNTTドコモのB/S



①1年内に換金できそうな資産
②1年内に換金できそうにない資産
③1年内に支出の生じる負債
④1年内に支出が生じない負債
⑤資本金ほか
⑥利益の積立

※1年以内に…はわかりやすく流動か非流動かで判断






大きさは金額に合わせて比率を調整しています。
ちなみに2014年3月31日決算時点のデータを利用し
ています。


こう見るとソフトバンクの貸借対照表はでかいですね!
この2年前はdocomoの貸借対照表のほうが大きかった
んですよ。


ソフトバンクはこの2年の間に、有形固定資産が増大し
ています。思い切った設備投資をしているんですね!
しかもほとんど、固定負債で賄ってるわけですね。
ここまで思い切った設備投資とM&Aができるのは、
固定負債で賄える信頼があるから。孫社長の力を感じ
ます。


私は記事の中で身の丈に合わない設備投資はしないこ
とを口酸っぱく述べてまいりましたが、世界を目指す
企業にはこういう思い切りも時には必要なんだなぁと
思います。
…でも、凡人は真似しちゃダメですよ笑



docomoの方を見てみると貸借対照表の優等生代表で
すよね!
資産の半分以上を利益の積立だけで運用できてるわけ
です。負債なんてほとんどないですもんね。
さすがは、元電電公社といったところでしょうか。
ここ数年の推移を見ても、堅実に貸借対照表も拡大し
ています。



同じ携帯電話の会社でも、こんなに方針が違うんです
ねー。こうやって貸借対照表を見てみると社長の方針
も透けて見えてきます。


★貸借対照表は視覚的に大きさで理解できるように



貸借対照表から見えるもの見えないもの



上記で見た貸借対照表は、良し悪しではありません。


ソフトバンクは一見、なにか問題があったときに負債を
返せるかが不安になりますが、それを理解してなお成長
に重きをおいているというだけ。
ただ、孫社長個人になにかあったときに金融機関が今の
態度を続けてくれるかは、甚だ疑問ではあります。
リスクを大きく負担しているからこそ、今のソフトバン
クがある、という事実は抑えておく必要があります。


短中期的に判断すれば、docomoは最強でしょう。
やはり貸借対照表の健全性という視点ではズバ抜けてい
ます。
しかし見方によっては、その有り余る余力をどこに向け
るかという部分については決まってないのかな?
そう見れるくらい健全すぎるんです。
動きが鈍くなっている企業ははたからみると元気がなく
見えてしまいます。
それが長期的にどう影響してくるか…貸借対照表はあく
まで今までの経営の積み重ねです。先がどうなるかは
わかりませんから。



★貸借対照表から見えるのはあくまで安全かどうか、
その評価自体はトップの姿勢などによって変わる



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