書籍「自分の仕事をつくる」 西村佳哲
”自分の仕事をつくる”
ご訪問頂き、ありがとうございます。
経営生活相談役のヤグナです。
さて、今回は中小企業診断士の1次試験が終わったあと、
自分の仕事のあり方について見直そうと思って購入し、
読んでいた本「自分の仕事をつくる」から、
思ったことを綴って見たいと思います。
まぁ、結論から行きましょう。
ようは・・・
「本当に自分の欲しいものを提供する仕事をしているか?」
という問いに胸を張って答えられるかどうか。
私はそう読み取りました。
本書は働き方研究家の西村さんが、魅力的な仕事をしている
人の働き方を訪ねた取材内容と、ご本人の見解をまとめたもの
となっています。
その中で心に引っかかった部分を下記に引用してみたい
と思います。
<引用>
○デザイナー柳宗理さんを訪ねる より p73
「企業社会における経済活動の大半は、経済のための
経済であり、より多くのお金を引き寄せるために仕事が
重ねられる。しかし本来お金は、人間同士が交換してい
る様々な価値の一時的な代替物にすぎず、それ自体が
目的ではなかった。」
○植田義則さんのサーフボードづくりを訪ねる より p161
「完璧なリレーションシップを持てるシェイパーが身近にい
るならいいけれど、そうでなければ自分でやってみたいっ
て思うのが、本来自然なんです。そういうふうに深入りして
いけないヤツは、サーフィンもそこそもだよね。」
○植田義則さんのサーフボードづくりを訪ねる の後記 p163
「大事な人が自分のためにつくってくれたモノであれば、多
少形がいびつでも、それだけの理由で価値が損なわれるこ
とはない。」
○甲田幹夫さんのパンづくりを訪ねる より p171
「ごく気軽に始めたんですが、この仕事はそれまでに経験し
た仕事に比べて、矛盾がなかったんです。」
○馬場浩史さんの場づくりを訪ねる より p208
「自分がつくっているものは、自分に必要だからつくるんです。」
「自分が欲しいものを少し多めにつくって、”好きな人がいたら
どうぞ”っていうスタイルです。」
○著者西村さんの言葉 p238
「自分を満たす、自分事としての仕事。もちろん会社で働くこと
と個人で働くことを、対立的に捉える必要はない。要は、仕事の
起点がどこにあるか、である。」
色々思うことはありますが、
自分のため、自分の大切な人のために自分にできる
なにかをする。それが自分事としての仕事。
そして、今普通に言う”仕事”はどこかのだれかのために
行う作業となっていることが多いんじゃないでしょうか?
だから、品質や価格といった他のもので、価値をはかるし
かない・・・
品質などでの差別化が難しくなり、与えられる経験や顧客
との関係に価値を見出すようになってきた今、自分事として
の仕事に価値の焦点が戻ってきているのかもしれません。
「自分や近親者が欲しいと思う」モノやサービスかどうかを
問い直してみるといいかもしれませんね。
私のブログもその視点では本当にまだまだ、カイゼンの余地
しかないなぁ^^;
日々精進していきたいと思います!
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