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取引先の協力を得るポイント~小規模企業白書事例紹介(2) - 怠け者専用!マイペース個人経営ヒント集

取引先の協力を得るポイント~小規模企業白書事例紹介(2)



2015年 8月20日(木)

取引先に働きかける力”


ご訪問頂き、ありがとうございます。
経営生活相談役のヤグナです^^


小規模企業事例紹介第2弾!

中小企業庁「小規模企業白書」の事例を抜粋し、ポイン
トをまとめるシリーズ

今回は取引先への働きかけの方法として、遠田米穀店
さんの事例を取り上げてみたいと思います。


目次
1.(事例)遠田米穀店さん
2.ポイントをまとめてみた



(事例)遠田米穀店さん


「2015年版 小規模企業白書」 p164 より引用

事例2-1-3
遠田米穀店(秋田県湯沢市)

(米穀集荷販売・肥料・農薬・農業資材販売業)
〈従業員4名〉

「数字による裏づけで栽培法を徹底管理」
「おいしいお米を届けることに情熱を燃やす」

◆事業の背景

「あきたこまち」の普及に一役。
専門家とともに育成方法を指導。

水が豊富で、昼と夜の気温差が大きい土地は、美味しい
米の栽培に適しているといわれている。現在は合併され
て秋田県湯沢市になっているが、小野小町誕生の地とさ
れている旧雄勝町も、県内有数の米どころで、多くの農
家が人気ブランド「あきたこまち」を生産している。

昭和元年創業の遠田米穀店は、戦前は旧小野村の食糧
配給所に指定されるほど由緒ある店。現在の事業主、遠
田義宏氏は三代目に当たり、「あきたこまち」が誕生した
昭和59年から、小売業の枠を越え、地元の農家と一緒に
美味しい米づくりに取り組んできた。

「『あきたこまち』というブランドを全国に普及させるには、
自分で行動を起こした方が早いと思いました。まずは米
の品質を安定させて、いつでも美味しい『あきたこまち』
が食べられるようにすることが重要。

私は施肥技術指導員と農薬管理指導士の資格を持って
いたので、元秋田県農業試験場の職員と一緒に、農家
の人たちに作付け指導や農薬、肥料の使い方をアドバイ
スし始めたのです。」

遠田氏の“行動”は育成方法の説明会だけにとどまらな
い。稲刈り直前の9月には収穫時期についての研修会
を実施。また、稲の育成は天候に大きく左右されるため
、稲が育つ7月下旬には実際に田んぼに赴き、成長を
確認してからの肥料の散布料や追肥するタイミングを
確認したりもする。

そうやって大切に育てた「あきたこまち」だが、あるとき
疑問を感じるようになった。

◆事業の転機

生産者の顔が見える米を売りたい。
自社精米のオリジナルブランドを販売。

「かつて父の代には自分のところで精米していましたが
、精米機の老朽化に加え、旧雄勝町周辺の米穀店の
申し合わせもあって、精米センターに一任することにな
りました。ですから当店も、卸会社から精米された米を
仕入れて販売する小売業でした。でも、精米センター
から仕入れる『あきたこまち』は、どこの誰が作った米
か分かりません。私が指導している米と、そうでな
い物が混ざっている可能性もあります。そいう意味で、
生産者の顔が見えない米、ということになります
。」

もやもやした気持ちでいたとき、日本米穀小売商業組合
連合会が、精米機のリースについて説明会を催した。
それに参加した遠田氏は、自社で精米しても精米セ
ンターとの関係に問題が生じないことを知り、精米機を
設置する意思を固めたという
。そして平成8年11月、
大手精米センターに負けない機能を持つ精米機を設置。
リース代や設置費用として約1,500万円を費やした。

「自社精米に踏み切った理由はもう一つあります。旧雄
勝町は小野小町発祥の地。その町で生産した『あきたこ
まち』をアピールしたオリジナルブランドを商品化したい
と思ったのです。」

平成11年、その思いをネーミングに託した商品、『小野
小町の郷 特撰米 あきたこまち』が、そして平成21年に
は『小野小町の郷 特別栽培米 あきたこまち』が完成し
た。特撰米のパッケージには郷土への想いを綴った詩
と、毎年6月に開催される「小町まつり」で小町娘に選
ばれた遠田氏の妹の写真があしらわれ、旧雄勝町の米
作りへの自信と誇りが伝わってくる。


◆事業の展開

栽培データや品質検査結果を管理。
農産物検査も自ら行う。

その自信の源はどこにあるのだろうか。当初の契約農
家は10軒弱だったが、農家ごとに米の品質にばらつき
が出ては意味がない。それまで以上に農家の協力が
必要だった。

長年培われてきた農家の方たちの経験と勘は尊
重しますが、数字的な裏付けも、美味しい米づくりには
必要です。そこで毎年の栽培データを分析し、情報を
共有しました
。たとえば収穫の時期。穂が出そろ
う“出穂期”から毎日の平均気温を足していって、積
算温度でいちばんおいしくなる時期を割り出します。
ちなみに『あきたこまち』の刈取り適期積算温度は
1,000度なので、950度以上になった日から刈り始めま
す。」

毎年、数字で米の品質を示されるため、農家の人たち
も自分が作った米の数値を気にするようになったという。

そのほか、各農家には栽培管理記録票を提出して
もらい、その情報をパソコンで管理
。種子や育苗、
土壌検査結果などを瞬時に確認できるようにした。
これにより、米に問題が発生したときに流通ルートや産
地情報が分かる「米トレーサビリティ制度」にも対応して
いる。

それだけではない。米の検査は水分含有量、異物・
被害粒・異種穀粒及び未熟粒混入率、形質、整粒歩合、
発芽率、容積重量等により等級分けされる。その検査
をするのが、農産物検査員の役目だ。以前は食糧事務
所の担当者に任せていたが、平成16年には自ら農産
物検査員の資格を取得。遠田氏が検査することで、情
報を細かくフィードバックできるようにした。


こうしたさまざまな努力が実り、小野の郷を含む秋田県
南産「あきたこまち」は、等級とは別に設定されている、
日本穀物検定協会による食味評価試験「米の食味ラン
キング」において、3年連続最高ランクを示す“特A”を受
賞したのだ。

以下略




ポイントをまとめてみた!


<取引先の協力を得るポイント>

○商品・サービスに対する強い思い
…あきたこまちに対する強い思いが取引先に真剣さを伝
 える。

○強い関心を生むのは自らの関わりの強さ
…自らあきたこまちの作付け方法を学び、指導することが
 生産や仕入れる米への強い関心を生み出している。

○管理はあくまで顧客に正しく品質を伝えるため
…数値管理は「あきたこまちの良さを確実に届ける」とい
 う顧客目線の発想。自社成績のためのノルマとは一線
 を画す。


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どうでしょうか?
1点でも参考になる点があれば幸いです^^

ちなみに私は、生産者じゃなくとも、生産に対する強い
関心を持つ方法があるということ。そして、生産者じゃな
いからこそできる指導内容があるということ。

これらのことは自ら経営を行うわけでなく相談役を名乗
る上で肝に銘じておきたいですね!



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