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損益構造の分解実例〜ユニクロ・でんかのヤマグチ・俺の〜 - 怠け者専用!マイペース個人経営ヒント集

損益構造の分解実例〜ユニクロ・でんかのヤマグチ・俺の〜



”戦略の数だけ分解方法がある!”


ご訪問頂き、ありがとうございます。指標管理コンサルティングを目指すにわか会計人の山口です。

さて、前回は損益分解のフォームを業態別に考えてみましたが、今日はそれを実例を用いてさらに深堀してみたいと思います!!

今まで当ブログで扱ってきたユニクロ、でんかの山口とBOOKOFFの前会長が始めたことで有名は俺のイタリアンを例に見て行きます。さて、一応同じ店舗型に属する事業者ですがどうでしょうか。



1.ユニクロ

店舗あたりの標準利益×店舗数

店舗あたりの標準損益を決めてしまうことで、店舗を増やすほど利益がでるという構造です。経営者の世界一のアパレル小売になるという意思が反映されていますね!(出典:強い会社をつくるための会計の教科書)


実はこの前、現在のファストリテイリングの財務構造を調べたので、いつか記事にしたいと思います。今の当社は国内は収益性重視で、海外ユニクロとM&Aによる拡大を計画しているようです。柳井社長にとってはこれからが本当の戦いになるのでしょう。



2.でんかのヤマグチ

粗利益率×売上高

山口社長は大手量販店の出店攻勢を受け、売上高は3割減少するだろうと見込んでいました。そこで、元々の粗利益額を維持するために売上3割減少を前提として、粗利益額を維持できる粗利益率を設定し、それ以上の値下げはしないと決めました。


そして、他社より価格が高くなる代わりに顧客選定の上サービスを徹底することで、地元の消費者から選ばれ続けています。



3.俺のイタリアン

回転数×店舗収容人数×顧客あたり売上高×粗利益率

高価なイメージのあるイタリアンをあり得ない低価格で提供できれば、大きな競争優位性を持てると考えたそうです。そこで計算すると立食にして回転数をあげることで、原価率の高さを吸収できるとの判断に至ったそうです!


イタリアンは高価というイメージ、高級料理は着座でゆっくりというイメージを逆手にとり、普段高級料理を食べるお金も時間もないサラリーマンが気軽に立ち寄れる店を目指しました。


競争優位性を得るために、という視点からスタートしてるあたり、BOOKOFFで古本業界に革命を起こしたさんらしいですね。



どうでしたか?

同じ店舗型でも、戦略によってこれだけ分解の仕方が違ってきます。"損益構造の分解は経営そのもの"といえるのではないかと思うのです。自社なりの損益分解をしてみましょう!



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