棚卸資産はいつ・どれだけ価値が減るのか
”説明ができればいつでも、どれだけでも”
ご訪問頂き、ありがとうございます。見える化インストラクターを目指すにわか会計人のヤグナです。
前回は在庫を滞留させてはいけない理由について、考えてみました。
今回は棚卸資産の評価第二弾です!滞留した在庫がいつ・どのくらい価値を下げるかを考えてみましょう。
ちなみに"会計上"のお話になりますのでご了承ください。
1.さっそく結論
いつ?・・・価値が下がったらすぐに
どのくらい?…商品によります。
以上。
と、なりますがこれで終わっては皆様に大ブーイングを受けそうなので追記します。
疑問が残るであろう、どのくらい?について例を見て考えてみましょう。
たとえばテレビやAV機器については?
新発売から数ヶ月で値段が下がって行きますね。
じゃ、ブランド物の時計や貴金属は?
テレビに比べれば値下がりは非常に遅いです。
そう、基本的にはこの市場価格低下=棚卸資産の評価減となります!だから商品によるんですって笑
しかし、市場価格がわからない商品、ありますね。
いちいち調べてられるか!という場合、多いにあります。笑
かなり曖昧なので、会計基準を参照して見ましょう。
2.基準上の取扱い
企業会計基準第9号に「棚卸資産の評価に関する会計基準」が載っています。
そして、7項には価値が低下している場合、”正味売却価格”で評価することが記されています。
つまり、いくらで売れるのよ?という価格で評価します。
続く8項には、市場価格が観察できない場合には”合理的な算定価格”で評価することが記されています。
これは、直近の販売実績や契約価格を用いることを想定しています。
さらに9項では、滞留在庫(に当たるかどうかの判断は内規で規定するのが一般的)について8項での算定が難しい場合は、次の2つの方法で評価することが示されています。
①処分見込価格(ゼロを含む)
②規則的に切り下げる
大幅な評価減となるので、滞留の判断・評価方法について、合理的な社内規程があるか、社内規程に沿っているかと判断しているかを見られます。
さて、会計基準で確認してきました。
もうお気づきかもしれませんが、かなり会社の判断に委ねられています。
実は棚卸資産に限らず”合理的であればよし”というものも多いのです。
私個人もここはあまりこだわる必要はないと考えます。
その理由については、次回に譲るとしましょう。
次回は、ここまで棚卸評価損の基準等を確認してきたうえで、
経営上での棚卸資産との付き合い方を最後にまとめて終わりにしたいと思います。
<今日のまとめ>
★棚卸資産の評価はモノによる
★ちゃんと合理的な社内ルールに従えば問題ない
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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下記ページをご覧下さい。
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”命絶つ前に・・・”
もう自分の居場所なんてこの世にないと思う方、
もし万が一いらっしゃればここを訪れたのも何かの縁、
下記ページをご覧下さい。
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今回は棚卸資産の評価第二弾です!滞留した在庫がいつ・どのくらい価値を下げるかを考えてみましょう。
ちなみに"会計上"のお話になりますのでご了承ください。
1.さっそく結論
いつ?・・・価値が下がったらすぐに
どのくらい?…商品によります。
以上。
と、なりますがこれで終わっては皆様に大ブーイングを受けそうなので追記します。
疑問が残るであろう、どのくらい?について例を見て考えてみましょう。
たとえばテレビやAV機器については?
新発売から数ヶ月で値段が下がって行きますね。
じゃ、ブランド物の時計や貴金属は?
テレビに比べれば値下がりは非常に遅いです。
そう、基本的にはこの市場価格低下=棚卸資産の評価減となります!だから商品によるんですって笑
しかし、市場価格がわからない商品、ありますね。
いちいち調べてられるか!という場合、多いにあります。笑
かなり曖昧なので、会計基準を参照して見ましょう。
2.基準上の取扱い
企業会計基準第9号に「棚卸資産の評価に関する会計基準」が載っています。
そして、7項には価値が低下している場合、”正味売却価格”で評価することが記されています。
つまり、いくらで売れるのよ?という価格で評価します。
続く8項には、市場価格が観察できない場合には”合理的な算定価格”で評価することが記されています。
これは、直近の販売実績や契約価格を用いることを想定しています。
さらに9項では、滞留在庫(に当たるかどうかの判断は内規で規定するのが一般的)について8項での算定が難しい場合は、次の2つの方法で評価することが示されています。
①処分見込価格(ゼロを含む)
②規則的に切り下げる
大幅な評価減となるので、滞留の判断・評価方法について、合理的な社内規程があるか、社内規程に沿っているかと判断しているかを見られます。
さて、会計基準で確認してきました。
もうお気づきかもしれませんが、かなり会社の判断に委ねられています。
実は棚卸資産に限らず”合理的であればよし”というものも多いのです。
私個人もここはあまりこだわる必要はないと考えます。
その理由については、次回に譲るとしましょう。
次回は、ここまで棚卸評価損の基準等を確認してきたうえで、
経営上での棚卸資産との付き合い方を最後にまとめて終わりにしたいと思います。
<今日のまとめ>
★棚卸資産の評価はモノによる
★ちゃんと合理的な社内ルールに従えば問題ない
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